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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科48巻12号

1994年11月発行

文献概要

これすぽんでんす

白石・他著「肝斑患者に対するルビーレーザーによる治療とその限界」を読んで

著者: 滝脇弘嗣1

所属機関: 1徳島大学医学部皮膚科学教室

ページ範囲:P.1146 - P.1146

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 たまに再来する肝斑患者に経過を尋ねると,たいてい“少し薄くなったような気がする”と返答されます.カルテには経過良好,淡くなった,とかの記載が続いており,これが本当ならもう治っていてもいいんだが,と苦笑しながらいつもの処方箋を渡し,客観的な治療効果判定の必要性を感じておりました.
 白石正彦,他著「肝斑患者に対するルビーレーザーによる治療とその限界」(臨皮48:831,1994)では肝斑のルビーレーザー治療群と保存的治療群での効果の相違,経過が一目瞭然で,治療の優劣・欠点を論じるのに十分な説得力があり,あらためて機器による皮疹状態の定量化の有用性を痛感しました.ただ定量に使用された機器のメラニン指数について若干誤解があるのでないかと感じましたので投稿致しました.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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