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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科48巻13号

1994年12月発行

症例報告

第2期顕症梅毒の6例

著者: 山家英子1 堀越貴志2

所属機関: 1やんべ皮膚科 2札幌医科大学医学部皮膚科学講座

ページ範囲:P.1203 - P.1206

文献概要

 最近経験した第2期顕症梅毒の6例を報告した.いずれも梅毒感染を自覚しないまま当院を受診した.皮疹は,乾癬,湿疹,足白癬,掌蹠膿疱症,ジベルばら色粃糠疹に類似していた.確定診断には梅毒血清反応の結果を必要とした.ペニシリン系抗生物質を投与し,全例に皮疹の消失および梅毒血清反応抗体価の低下を認めた.日常診療において,陰部以外の皮疹を主訴として来院した場合にも,梅毒を念頭に置いて診療する姿勢が大切と考えた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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