icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科48巻2号

1994年02月発行

原著

Darier病—E—カドヘリンの免疫組織学的検討

著者: 神部隆之1 窪田泰夫1 碇優子1 溝口昌子1

所属機関: 1聖マリアンナ医科大学皮膚科学教室

ページ範囲:P.137 - P.140

文献概要

 16歳,女性.茶褐色調角化性丘疹が頸部,腋窩,鼠径部および乳房下に多発し,腹部には小灰白色斑,手掌足底には小陥凹と角質増殖,さらに爪部には爪甲下肥厚と爪甲縦割線,口腔粘膜には小結節などを認め,多彩な皮膚所見を呈したDarier病の1例を経験した.病理組織像では,角質増殖と表皮に棘融解による裂隙形成および円形体,顆粒体の出現を認めた.さらに今回我々は,免疫組織学的染色により,細胞接着分子の一つであるE—カドヘリンの本症における表皮有棘細胞間での染色性について検討したので,若干の文献的考察を加え報告した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら