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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科48巻2号

1994年02月発行

症例報告

Eccrine duct miliaに続発した陰嚢石灰沈着症の1例

著者: 安齋眞一1 伊藤義彦2

所属機関: 1山形大学医学部皮膚科学教室 2皮膚科明石医院

ページ範囲:P.183 - P.186

文献概要

 45歳,男性の多発性陰嚢石灰沈着症を報告した.組織学的には皮膚嚢腫とその内容物に種々の程度に石灰沈着がみられた.あるものでは石灰沈着像のみで上皮性被膜が欠如していた.本症例でみられた嚢腫は真皮内汗管と接続し,内腔面に癌胎児性抗原が陽性であることからeccrine duct miliaであると考えられた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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