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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科48巻3号

1994年03月発行

症例報告

先天性絞扼輪症候群の1例

著者: 田邉洋1 米澤郁雄1 前田真治2 高木治樹3

所属機関: 1福井赤十字病院皮膚科 2福井赤十字病院小児科 3福井赤十字病院整形外科

ページ範囲:P.289 - P.292

文献概要

 当院で経験した先天性絞扼輪症候群の1例を報告した.患児は早期破水により29週6日で経膣分娩した未熟児であった.本症例の奇形の概要は,①右中指〜小指絞扼輪,右環指短指,②左示指絞扼輪,③右下腿特発性切断,④左内反足,⑤左足関節部皮膚潰瘍,⑥左足趾合趾症であり,これらはすべて胎生期に形成された絞扼輪によるものと考えられた.なお患児は内反足に対し外科的治療を加えられ,その後順調に発育している.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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