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カラーアトラス
有棘顎口虫によるcreeping disease
著者: 山崎雄一郎1 小林孝志1 小野田登2 渡辺知雄
所属機関: 1国立東京第二病院皮膚科 2国立東京第二病院臨床検査科
ページ範囲:P.342 - P.343
文献購入ページに移動初診 平成4年1月14日
主訴 腹部の皮疹
既往歴・家族歴 特記すべきことなし.
現病歴 平成3年ll月中旬,調理してあるアユをはらわたまで含めて食べたことがあった.平成4年1月6日ころから腹部に皮膚硬結と移動性蛇行状の紅色の線状皮疹とが存在していることに気づき,14日当科を受診した.
現症 腹部にウズラ卵大で,軽度の発赤と痛みを伴う硬結(図1*印)を認め,両側側腹部には暗赤色蛇行状線状皮疹(図1・図2矢印)を認めた.この皮疹は軽度隆起性で,左側のものは腹部正中部にまで及んでいた.
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