icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科48巻4号

1994年04月発行

症例報告

結節性多発動脈炎の1例

著者: 金子栄1 隅田さちえ1 片岡和洋1 福原敏行2 奥本勇二3

所属機関: 1県立広島病院皮膚科 2県立広島病院第1研究検査科 3広島大学医学部付属病院皮膚科

ページ範囲:P.375 - P.378

文献概要

 発熱,下痢,関節痛,両下肢の暗紫色調潰瘍および壊死を主訴として来院し,臨床症状および血液造影所見により結節性多発動脈炎と診断した61歳女性例を報告した.右下腿の壊死のため切断術は余儀なくされたが,治療によく反応し,諸検査値の正常化とともに,lupus anticoagulantの陰性化を認めた.本症の病態を考える上でlupus anticoagulantの動きが興味ある所見と思われたので,抗リン脂質抗体症候群との関連を含め,若干の文献的考察を併せて報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら