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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科48巻5号

1994年04月発行

文献概要

特集 最近のトピックス Clinical Dermatology 1994 I 最近話題の疾患

Sjögren症候群の皮膚症状—Giant mucoceleを含めて

著者: 片山一朗1

所属機関: 1東京医科歯科大学医学部皮膚科学教室

ページ範囲:P.16 - P.20

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 Sjögren症候群においてはその経過中に多彩な皮膚症状が見られ,早期診断,早期治療を行う上で皮膚科医の果たす役割は大きい.これらの皮膚症状は大別して,①腺症状に基づく皮膚症状,②ポリクローナルなB細胞の活性化に基づく皮膚症状,③合併する他の免疫異常による皮膚症状,④感染症,⑤現時点で因果関係不明の皮膚症状に分けられる.これらの皮膚症状のうち,特に重要なものとして環状紅斑,紫斑,凍瘡様皮疹,眼瞼炎,アミロイドーシス,mucoceleなどが挙げられ,その発症機序,鑑別診断を簡単に紹介し,併せてSjögren症候群の発症機序につきその最近の知見を概説した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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