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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科48巻5号

1994年04月発行

特集 最近のトピックス Clinical Dermatology 1994

III 新しい検査法と診断法

皮膚弾性測定の実際

著者: 西村正広1 辻卓夫1

所属機関: 1名古屋市立大学医学部皮膚科学教室

ページ範囲:P.104 - P.108

文献概要

 高性能皮膚弾力測定装置を用いて,正常皮膚および皮膚疾患患者に測定を施行した.その結果,正常人の皮膚弾力性に関して,老若間では老人のほうが有意に低下していること,同一年齢群では男女間に差はなく部位によって異なることが証明された.また皮膚疾患として全身性強皮症(PSS),Ehlers-Danlos症候群および弾力線維性仮性黄色腫の皮膚弾力性を測定し,それぞれ興味ある結果を得た.さらに臨床応用としてPSSの皮膚硬化度を弾力性の面から経時的に測定した.最後に皮膚弾性測定の実際と本装置の有用性について若干の考察を加えた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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