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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科48巻6号

1994年05月発行

症例報告

アリルイソプロピルアセチル尿素による固定薬疹の1例

著者: 笠松正憲1 神崎保1 辻卓夫2

所属機関: 1名古屋市立大学医学部皮膚科学教室 2鹿児島大学医学部皮膚科学教室

ページ範囲:P.469 - P.472

文献概要

 78歳,男性.アリルイソプロピルアセチル尿素による固定薬疹を経験した.平成3年3月から,固定した部位に紅斑出現・色素沈着化を繰り返していた.セデスG®の内服試験で5時間後に色素沈着部に紅斑が出現した.セデスG®成分の内服試験では,アリルイソプロピルアセチル尿素で皮疹の再燃あり.同剤による固定薬疹と診断した.色素斑部,健常部での貼布試験,およびlymphocyte stimulation test(LST)は陰性であった.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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