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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科48巻6号

1994年05月発行

症例報告

菌状息肉症とHodgkin病とを合併した1例

著者: 中川聡1 一迫玲2 相場節也1 熱海正昭3 田上八朗1

所属機関: 1東北大学医学部皮膚科学教室 2東北大学医学部病理学教室 3東北労災病院皮膚科

ページ範囲:P.521 - P.524

文献概要

 61歳,男性.5〜6年前より体幹・四肢に痒みのある色素沈着局面が次第に増加してきた.1年半前から右頸部・腋窩リンパ節の腫脹に気づき,生検でHodgkin病と診断された.最近になって色素沈着が拡大し紅斑も一部伴うようになってきた.紅斑部の生検像は菌状息肉症と診断された.また,入院中にGrawitz腫瘍が発見された.菌状息肉腫とHodgkin病との合併例は本邦では報告されておらず,Grawitz腫瘍をも合併している例はきわめて稀である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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