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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科48巻6号

1994年05月発行

文献概要

治療

手術後変形予防のために—装具による圧迫療法

著者: 四ツ柳高敏1 桜庭実1 横井克憲1

所属機関: 1弘前大学医学部形成外科学教室

ページ範囲:P.535 - P.538

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 皮膚の種々の手術後,瘢痕拘縮による変形を予防するために,術後早期からの圧迫とモデリングが重要であり,特に装具を利用した後療法により創形態は良好に維持される.しかし複雑な形態や凹凸のある部位の再建後においては装具の作成や維持が困難な場合が多い.我々は熱可塑性プラスチックを利用した装具を使用しているが,作成が容易で複雑な形態に良く適合し,瘢痕拘縮の程度に合わせた微調整が可能なことから,種々の部位の再建後に有用であるので報告した.各再建術につき,手術法のみでなく,症例に応じた術後管理が結果に大きく作用することを念頭において治療すべきであると思われた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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