文献詳細
文献概要
カラーアトラス
皮膚B細胞性リンパ腫
著者: 須階富士雄1 澤田俊一1 新村眞人1
所属機関: 1東京慈恵会医科大学皮膚科学教室
ページ範囲:P.550 - P.551
文献購入ページに移動初診 平成4年4月14日
既往歴 40歳より糖尿病あり.
家族歴 特記すべきことなし.
現病歴 10年前より背部の紅色局面に気づくも自覚症状がないため放置していた.最近家人に病変の拡大を指摘され当科を受診した.
現症 病変は左側背部に限局する自覚症状のない暗赤色〜赤色の局面で強い浸潤を伴う.一部では丘疹の集籏した不整形局面を形成し,また一部では環状の局面をなしている(図1,2).全身のリンパ節は触知せず,肝脾腫も認められない.
掲載誌情報