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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科48巻7号

1994年06月発行

文献概要

症例報告

Crohn病にみられた多発性膿疱性病変

著者: 村田恭子1 寺嶋野美1 檜垣祐子1 川島真

所属機関: 1東京女子医科大学皮膚科学教室

ページ範囲:P.577 - P.579

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 30歳,女性.1983年にCrohn病,1989年に全身性エリテマトーデスと診断.1986年より顔面に膿疱,丘疹が出没.1992年2月上旬より消化器症状を伴い顔面,頸部,上胸部に紅暈を伴う膿疱が多数出現した.組織学的に毛嚢中心性に角層下膿疱および表皮下膿瘍の形成と,真皮の血管,毛嚢周囲,膠原線維間に好中球を主体とする細胞浸潤を認めた.皮疹はDDSの投与で徐々に軽快した.Crohn病に伴う稀な膿疱性病変と考えた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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