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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科48巻8号

1994年07月発行

症例報告

特異な臨床像を呈したgeneralized morphea

著者: 玉田康彦1 押谷佳美2 守屋英一2 池谷敏彦2 松本義也3

所属機関: 1玉田皮膚科医院 2愛知医科大学皮膚科学教室 3名古屋大学医学部皮膚科学教室

ページ範囲:P.673 - P.675

文献概要

 49歳,男性.1987年秋頃より前胸部に皮膚硬化局面が生じ,限局性強皮症の診断にて経過を観察していたが硬化部が漸次拡大してきた.1993年1月受診時顔面,体幹,四肢にほぼ対称性に皮膚硬化局面を認めるが,手指の硬化やレイノー現象はなく,各種自己抗体も陰性で胸部X-P,食道造影も異常なかった.硬化部組織像では真皮膠原線維の結節状膨化と均質化が認められるが血管病変はなく,臨床像は特異であるが予後良好なgeneralized morpheaと考えている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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