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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科48巻8号

1994年07月発行

症例報告

大頭症とSturge-Weber症候群を伴つた色素血管母斑症の1例

著者: 山岸敬子1

所属機関: 1金沢大学医学部皮膚科学教室

ページ範囲:P.693 - P.695

文献概要

 大頭症とSturge-Weber症候群を伴った色素血管母斑症の1例を報告した.症例は出生後20日,女児.出生時より顔面・体幹・上肢に単純性血管腫と異所性蒙古斑,頭囲拡大,先天性緑内障あり.てんかん発作はないが軽度の言語発育遅延あり.MRI撮影にて上矢状洞の描出不良と表在皮質・深部脳静脈に側副血行路と思われる異常血管像あり.上矢状洞の閉塞性異常はSturge-Weber症候群に伴う先天性の脳静脈系異常と診断した.頭囲拡大の原因は脳静脈の循環障害によるものと考えた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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