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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科49巻1号

1995年01月発行

症例報告

サラゾスルファピリジンが奏効した関節症性乾癬

著者: 岩澤うつぎ12 宮川かおり1 柿沼寛1 鈴木啓之1

所属機関: 1日本大学医学部皮膚科学教室 2駿河台日本大学病院皮膚科

ページ範囲:P.35 - P.38

文献概要

 43歳,男.約20年来,尋常性乾癬と診断され加療されていた.当科初診の10カ月前より関節の腫脹,疼痛,運動制限が出現.皮疹の性状と病理組織所見,およびリウマチ血清反応陰性を示す関節症状を併せて関節症性乾癬と診断した.関節痛増悪のため入院,メソトレキセートの少量間歇投与を試みたが効果なく,サラゾスルファピリジン(サラゾピリン®)に変更したところ関節症状は軽快し,通常の生活および職場復帰が可能となった.サラゾスルファピリジンの関節痛に対する作用機序など若干の考察を記した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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