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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科49巻1号

1995年01月発行

文献概要

症例報告

Laugier-Hunziker-Baran症候群の1例

著者: 龍崎圭一郎1 石川治1 宮地良樹1

所属機関: 1群馬大学医学部皮膚科学教室

ページ範囲:P.71 - P.73

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 症例は75歳,女.初診の約1年前から左手指,約半年前からは右手指にも黒褐色斑が多発してきたため来院した.手指の他,口唇,口腔粘膜および足趾にも黒褐色斑が多発して見られたためPeutz-Jeghers症候群を疑い,消化管の精査を行ったがポリポーシスは認められなかった.発症が老齢かつ家族歴がないこと,ポリポーシスを欠くことよりLaugier-Hunziker-Baran症候群と診断した.左手指の黒褐色斑の病理組織像では,基底細胞層のhyperpigmentationと真皮内にメラノファージおよびメラニンの滴落がみられた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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