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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科49巻10号

1995年09月発行

文献概要

症例報告

子宮癌手術後のacquired lymphangioma

著者: 川岸尚子1 飯塚一1 岸山和敬2 渡辺信3

所属機関: 1旭川医科大学皮膚科学教室 2北見赤十字病院皮膚科 3渡辺皮膚科クリニック

ページ範囲:P.836 - P.838

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 68歳,女性.60歳時に子宮癌の手術の既往がある.子宮癌手術の3年後の63歳頃から左大陰唇に小丘疹,小水庖が出現し,徐々に増加してきた.66歳頃には,右大陰唇にも同様の皮疹が出現し,浸出液も伴うようになったため,当科を受診した.病理組織学的に真皮乳頭層から真皮上層にかけて,1層の内皮細胞からなる著明に拡張した管腔が多数みられ,第VIII因子関連抗原を用いた免疫組織化学染色は陰性であった.自験例を報告するとともに本邦報告例13例について検討した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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