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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科49巻10号

1995年09月発行

文献概要

症例報告

発疹性黄色腫の1例

著者: 永井弥生1 石川治1 宮地良樹1

所属機関: 1群馬大学医学部皮膚科学教室

ページ範囲:P.843 - P.845

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 46歳,女性.初診約1ヵ月前より膝蓋,肘頭に黄白色の紅暈を伴う小丘疹が出現した.組織学的に真皮内に泡沫細胞の集塊を認めた.検査にてIV型高脂血症および糖尿病を認めた.高脂血症治療薬を投与したところ皮疹は約6週間で速やかに消褪した.自験例は皮疹が外力を受けやすい部位に限局し,結節性黄色腫や結節性発疹性黄色腫の分布に類似していたが,明らかな結節は認めず,発疹性黄色腫と考えられた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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