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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科49巻11号

1995年10月発行

文献概要

症例報告

クリオグロブリン血症の1例

著者: 赤坂俊英1 森康記1 昆宰市1

所属機関: 1岩手医科大学皮膚科学教室

ページ範囲:P.887 - P.889

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 82歳,男性のtype Iクリオグロブリン血症の1例を報告した.クリオグロブリンの定量は低値を示したが,多彩な症状を呈し,顔面,耳朶,四肢末梢などの特に露出部位に紫紅色斑,紫斑局面,潰瘍,皮膚壊死,網状皮斑,Raynaud症状などを認め,これらの症状は冬期の極寒時に増悪した.type Iクリオグロブリン血症では,症状の程度はクリオグロブリンの濃度よりは寒冷暴露の時間と温度によると考えた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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