icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科49巻12号

1995年11月発行

症例報告

造影剤(dimeglumine gadopentate)による薬疹の1例

著者: 白浜茂穂1 影山葉月2 古川福実1 瀧川雅浩1

所属機関: 1浜松医科大学皮膚科学教室 2静岡市立病院皮膚科

ページ範囲:P.1006 - P.1008

文献概要

 59歳,男性.造影剤であるdimeglumine gadopentateを用いたmagnetic resonance imag—ing(MRI)施行後に生じたgraft versus host diaseae(GVHD)型の薬疹を報告した.Dime—glumine gadopentateはMRI用に開発された造影剤で安全性が高く使用頻度が高い.本剤による重篤な副作用はこれまでに6例の報告があるが,すべて投与中あるいは投与直後のショック例である.GVHD型の薬疹の報告は検索した範囲では初めてであった.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら