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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科49巻13号

1995年12月発行

症例報告

悪性萎縮性丘疹症(Degos病)の1例

著者: 須藤晴美13 桜井みち代1 戸倉新樹2 瀧川雅浩2

所属機関: 1島田市民病院皮膚科 2浜松医科大学皮膚科学教室 3泰玄会病院皮膚科

ページ範囲:P.1091 - P.1093

文献概要

 39歳,女性の悪性萎縮性丘疹症を報告した.初診の3年前より体幹,四肢に中央が白色に陥凹した萎縮性丘疹が出現し,出没を繰り返した.組織学的に中央の萎縮部に一致して真皮上層の壊死巣を認めた.消化器症状や中枢神経症状はみられず,チクロピジン,ミノサイクリンの内服に反応し,皮疹は消退傾向を示した.悪性萎縮性丘疹症の中には全身症状のみられない予後良好なタイプもあると考えられ,過去の本邦報告例と合わせ考察した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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