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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科49巻2号

1995年02月発行

症例報告

掌蹠膿疱症性骨関節炎の経過中に発症した急性汎発性膿疱性細菌疹の1例

著者: 有川順子1 村田恭子1 檜垣祐子1 乃木田俊辰1 川島眞1

所属機関: 1東京女子医科大学皮膚科学教室

ページ範囲:P.155 - P.157

文献概要

 慢性扁桃炎,掌蹠膿疱症性骨関節炎があり,急性上気道炎に続発した60歳,女性の急性汎発性膿疱性細菌疹を報告した.ペニシリン投与により皮疹,関節症状とも改善したが,手足に限局して落屑性紅斑上に膿疱の新生が続き,掌蹠膿疱症への移行を思わせた.皮疹は5ヵ月後に消退し,以後再発はない.急性汎発性膿疱性細菌疹と掌蹠膿疱症,さらには掌蹠膿疱症性骨関節炎に巣感染という共通の因子が関与することを示す症例と考えた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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