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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科49巻3号

1995年03月発行

症例報告

周産期水痘の1例

著者: 松下佳代14 小出まさよ1 館和宏2 高野純一3

所属機関: 1浜松赤十字病院皮膚科 2浜松赤十字病院小児科 3浜松赤十字病院産婦人科 4浜松医科大学皮膚科学教室

ページ範囲:P.218 - P.219

文献概要

 29歳の女性.妊娠37週4日で水痘に罹患した.母体への直接的治療と新生児水痘の予防という面から免疫グロブリンとアシクロビルを併用した.経過は良好で,母体の症状は急速に改善し,新生児も水痘の症状を示さなかった.安全性が確立されていないことからアシクロビルを含む抗ウイルス薬の使用を避ける例もある.しかし,重篤化する可能性もある新生児水痘の発症を考慮すると,経胎盤的な治療が必要とされよう.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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