icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科49巻3号

1995年03月発行

症例報告

蚊アレルギーの1例

著者: 伊藤まゆみ1 山田元人1

所属機関: 1一宮市立市民病院皮膚科

ページ範囲:P.231 - P.233

文献概要

 蚊アレルギーで死亡した1例を報告した.19歳,男性.13歳頃より,蚊刺後に皮疹だけでなく高熱が数日間続くようになった.毎年,蚊刺後に同症状を繰り返していたが,19歳時蚊刺後に当科初診.肝脾腫,肝障害,汎血球減少を認め,ステロイド剤にて治療したが急激な経過で死亡した.蚊アレルギーの死亡例は,間葉系悪性腫瘍が続発するとの報告が多いため,皮膚,肝,骨髄の組織学的検索を行ったが腫瘍性病変は認めなかった.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら