文献詳細
症例報告
文献概要
蚊アレルギーで死亡した1例を報告した.19歳,男性.13歳頃より,蚊刺後に皮疹だけでなく高熱が数日間続くようになった.毎年,蚊刺後に同症状を繰り返していたが,19歳時蚊刺後に当科初診.肝脾腫,肝障害,汎血球減少を認め,ステロイド剤にて治療したが急激な経過で死亡した.蚊アレルギーの死亡例は,間葉系悪性腫瘍が続発するとの報告が多いため,皮膚,肝,骨髄の組織学的検索を行ったが腫瘍性病変は認めなかった.
掲載誌情報
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