icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科49巻3号

1995年03月発行

文献概要

症例報告

潰瘍性大腸炎と胃癌を合併した水疱性類天疱瘡

著者: 奥田長三郎1 捧彰2 滝澤明子3 松村剛一3 伊藤雅章3

所属機関: 1済生会三条病院皮膚科 2済生会三条病院内科 3新潟大学医学部皮膚科学教室

ページ範囲:P.241 - P.243

文献購入ページに移動
 82歳男性.平成5年2月から全身の皮膚に紅斑を伴わない緊満性の水疱が出没.瘢痕は認めず,口腔病変なし.組織学的に水疱は表皮下にあり,基底膜は水疱底に存在する.螢光抗体直接法で基底膜部にC3の線状沈着を認めるが,間接法は陰性.同年4月から下痢が持続し,初診後の内科的検索で潰瘍性大腸炎と早期胃癌が発見された.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?