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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科49巻5号

1995年04月発行

文献概要

特集 最近のトピックス1995 Clinical Dermatology 1995 IV 治療のポイント

痤瘡の新しい外用療法

著者: 赤松浩彦1

所属機関: 1関西医科大学皮膚科学教室

ページ範囲:P.126 - P.131

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 尋常性痤瘡(以下痤瘡と略す)の新しい外用療法について,最近の国内のトピックスを紹介した.ナジフロキサシン含有痤瘡用外用剤は,平成5年に販売され,現在では広く用いられている.その作用機序としては,Propionibacterium acnesに対する抗菌作用と,好中球由来活性酸素に対する抑制作用が考えられている.リン酸クリンダマイシン含有痤瘡用外用剤は,既に多施設において院内製剤として外用溶液が使用されており,その治療効果は高い評価を得ている.現在,本剤のゲル剤の開発治験が進められている.スピロノラクトン含有痤瘡用外用剤は,その作用機序として抗アンドロゲン作用による皮脂分泌の抑制が考えられており,クリーム剤の開発治験が行われている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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