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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科49巻5号

1995年04月発行

特集 最近のトピックス1995 Clinical Dermatology 1995

IV 治療のポイント

外用局麻剤を用いたみずいぼの摘除

著者: 吉住順子1 原田敬之1 渡辺一則2

所属機関: 1東京女子医科大学附属第二病院皮膚科 2東京女子医科大学附属第二病院薬剤部

ページ範囲:P.137 - P.140

文献概要

 伝染性軟属腫(みずいぼ)摘除術30例の前処置として,プロピトカインおよびリドカインを2.5%ずつ含有するPLクリームを院内で調製し,平均60分間密封包帯法(ODT)にて外用した.30例中27例(90%)で摘除時の痛みが全くないか軽度であった.重篤な副作用は認められなかった.摘除法は伝染性軟属腫に対する最も簡単かつ確実な治療法でありながら,摘除時の疼痛が激しいため処置が困難なことも少なくない.PLクリームの外用は伝染性軟属腫の摘除術のみならず疼痛を伴う治療に際して,患児および術者にとって文字どおり福音になると考える.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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