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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科49巻5号

1995年04月発行

特集 最近のトピックス1995 Clinical Dermatology 1995

IV 治療のポイント

永久脱毛

著者: 小林敏男1

所属機関: 1浜松ヒフ外科クリニック

ページ範囲:P.141 - P.144

文献概要

 毛包に沿って針を刺入,通電し,毛を永久に生えてこなくする手技〈永久脱毛術〉は多毛症の治療として有効である.筆者は皮膚表面は焼けないように保護し,下部毛包および中部毛包を電気凝固破壊できるような特殊絶縁針を開発した.そして,この15年間に多毛症,腋臭症患者など約2,000人に対して治療を行った.初期の頃には手技の未熟や脱毛針の絶縁部の剥離などが原因で,幾人かの患者に,術後,瘢痕や色素脱出などの皮膚トラブルを生じさせてしまった苦い経験を持つ.この数年間は手技,絶縁針の性能ともに安定し,満足できる結果を得ている.永久脱毛術で良好な結果を得るためには,いくつかの基本原理を理解し,また脱毛手技に習熟することが大切であろう.この項では,脱毛の基本理論と脱毛手技のキーポイントを主に報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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