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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科49巻6号

1995年05月発行

症例報告

脂漏性角化症と併存したlymphadenosis benigna cutisの1例

著者: 松浦恭子13 松島勇治1 松川中2

所属機関: 1水戸赤十字病院皮膚科 2社会保険中央病院皮膚科 3筑波大学臨床医学系皮膚科学教室

ページ範囲:P.447 - P.449

文献概要

 61歳の男性の顔面の脂漏性角化症を切除し,病理組織学的検査に供したところ,腫瘍直下に単核球の結節状の集簇を見た.免疫組織学的に,ビメンチンとleukocyte common antigenがほぼ均一に陽性を呈し,L−26ないしMB−1陽性の細胞が中心部に,UCHL−1ないしMT−1陽性の細胞が周辺部に偏在する傾向を認めた.したがって,本症を脂漏性角化症と併存したlymphadenosis benigna cutisと診断した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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