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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科49巻6号

1995年05月発行

文献概要

治療

PUVA療法が有効であった汎発性環状肉芽腫

著者: 池田光徳1 小玉肇1

所属機関: 1高知医科大学皮膚科学教室

ページ範囲:P.473 - P.476

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 44歳,男性.6〜7年前より両手背に環状結節および紅斑が初発し,次第に全身に拡大多発してきた.耐糖能は正常で,糖尿病を伴わない汎発性環状肉芽腫と診断した.液体窒素療法,DDS,INHないしインドメタシンの内服は無効,プロピオン酸クロベタゾールの外用はある程度有効であった.体幹右半分に施行したPUVA療法は,総量7.2J/cm2照射後2カ月して著明な効果がみられた.残存する皮疹には,プレドニゾロンの全身投与が著効を呈した.PUVA療法は,汎発性環状肉芽腫に対しても有用な治療手段であると考えられた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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