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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科49巻7号

1995年06月発行

文献概要

症例報告

好酸球浸潤と血中eosinophilic cationic protein上昇を伴った汎発性強皮症の1例

著者: 横山明子1 松永剛1 片山一朗1 西岡清1 黒須哲也2 窪田哲朗2

所属機関: 1東京医科歯科大学医学部皮膚科学教室 2東京医科歯科大学医学部第一内科学教室

ページ範囲:P.549 - P.552

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 Barnett III型の男子汎発性強皮症の1例を報告した.血中の好酸球,eosinophilic cationic protein(ECP)の増加,真皮内へのEG2陽性好酸球の浸潤,major basic protein(MBP)の沈着を,急速に進行する皮膚の硬化とともに認めた.Eosinophilia-myalgia症候群および好酸球性筋膜炎とは鑑別上問題となった.好酸球が病勢を反映し,皮膚の硬化に関与する可能性が考えられた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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