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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科49巻7号

1995年06月発行

文献概要

症例報告

穿孔型環状肉芽腫の1例

著者: 松浦恭子14 村木良一2 松川中3

所属機関: 1水戸赤十字病院皮膚科 2国立霞ヶ浦病院皮膚科 3社会保険中央病院皮膚科 4筑波大学附属病院皮膚科

ページ範囲:P.553 - P.555

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 67歳,男性の手足に生じた穿孔型環状肉芽腫の1例を報告する.自験例の特徴として,臨床的に多型滲出性紅斑に似た所見を示した.本邦報告例では穿孔型環状肉芽腫でこのような臨床像を示す例はないが,環状肉芽腫の臨床所見は多彩なことから,穿孔型でも組織学的病変部位が広い時に紅斑様の臨床所見をとり得ることが考えられた.また,合併症として,非定型抗酸菌症を持ち,抗結核剤の投与をされたところ,皮疹の消退も同時に得られた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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