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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科49巻8号

1995年07月発行

症例報告

Corynebacteriumを分離したpitted keratolysisの4例

著者: 松井誠一郎1 松井規温2 新田悠紀子2 池谷敏彦2

所属機関: 1トヨタ記念病院皮膚科 2愛知医科大学皮膚科学教室

ページ範囲:P.633 - P.635

文献概要

 Pitted keratolysisの4例を報告した.いずれも足底の角質に点状の小陥凹が多発し,集合して局面を形成,一部は多汗のため浸軟し,白色を呈していた.組織学的には角質の一部が虫食い状に欠損し,その周辺にグラム染色あるいはギムザ染色にて糸状の細菌要素が認められた.全例の角質を細菌培養に供し,いずれからもCorynebacteri—um属を分離した.分離した菌のうち3株について生化学的性状を検討し,1株はCorynebacteri—um xerosisと同定したが,他の2株は同定不能であった.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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