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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科49巻8号

1995年07月発行

症例報告

ステロイドパルス療法が奏効し,免疫組織学的にも改善が確認された進行性全身性硬化症の検討

著者: 上杉恭弘1 相場節也1 榊原章浩1 田上八朗1

所属機関: 1東北大学医学部皮膚科学教室

ページ範囲:P.637 - P.640

文献概要

 51歳,女性.四肢および前胸部の硬化を自覚して当科を受診した.臨床症状と病理組織学的所見より進行性全身性硬化症(PSS)と診断した.進行が速やかであったこと,肺病変を伴っており臨床症状も日常生活に支障のある程度まで進行していると考えられたので,入院の上パルス療法を行った.実施直後より臨床症状は改善し,また免疫組織学的にも治療前陰性であった病変部のCD34陽性細胞が次第に増加していくことが確認された.また,PSSにおけるパルス療法の有効性に関する文献的考察を加えた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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