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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科49巻9号

1995年08月発行

文献概要

症例報告

プロピオン酸アルクロメタゾンによるアレルギー性接触皮膚炎の1例

著者: 遠藤祐理子1 江川ゆり1 横山泉1 伊東文行1 森山まさみ2

所属機関: 1日本医科大学附属第2病院皮膚科 2森山皮膚科

ページ範囲:P.703 - P.705

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 26歳男性の顔面にみられたプロピオン酸アルクロメタゾン(アルメタ®軟膏)によるアレルギー性接触皮膚炎の1例を報告した.貼布試験でアルメタ®軟膏および主剤の希釈系列で強陽性を示し基剤はすべて陰性であった.さらに他の32種類のステロイドを含有する外用剤および一部主剤の貼布試験を行ったところ,酢酸ヒドロコルチゾン,ロコイド®軟膏・クリーム(酪酸ヒドロコルチゾン)および主剤,パンデル®軟膏・クリーム(酪酸プロピオン酸ヒドロコルチゾン),リドメックス®軟膏・クリーム(吉草酸酢酸プレドニゾロン),ブデゾン®軟膏・クリーム(ブデソニド)で陽性を示した.自験例では,アルメタ®軟膏(プロピオン酸アルクロメタゾン)の使用が過去に認められず,使用期間も2日と短かったことより,他のステロイドによる交叉感作によるものと推測された.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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