icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科50巻1号

1996年01月発行

文献概要

症例報告

Sjögren症候群に併発した多発性皮膚線維腫の1例

著者: 平山賀士子1 福田知雄1 塩原哲夫1

所属機関: 1杏林大学医学部皮膚科学教室

ページ範囲:P.77 - P.80

文献購入ページに移動
 55歳,女性.約2年前よりSjögren症候群の診断にてprednisolone内服中.約半年前に四肢,躯幹の散在多発性の褐色丘疹に気づく.病理組織学的所見より褐色丘疹は多発性皮膚線維腫と診断.過去の多発性皮膚線維腫の報告例を検索したところ,自験例を含め,自己免疫性疾患との合併およびステロイド剤や免疫抑制剤の治療中に発症した報告例が多く認められ,本症の発症にこれらの因子が関与している可能性が示唆された.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?