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印象記
「第95回日本皮膚科学会総会・学術大会」印象記
著者: 多田讓治1
所属機関: 1岡山大学医学部皮膚科
ページ範囲:P.852 - P.854
文献購入ページに移動 第95回日本皮膚科学会総会・学術大会は,1996年6月13日〜15日に北海道大学・大河原章教授の会頭のもとに,ロイトン札幌(札幌市)で開催された.梅雨のない北海道の6月は,1年間のうちで最も素晴らしい季節と聞いている.梅雨空の蒸し暑い中国地方を抜け出し新千歳空港に降り立つと,そこは爽やかな別世界であった(13日は少々曇っていたが).空港から市内に向かうバスの窓からは山一つ見えず,立ち並ぶ家々の造りが中四国のそれとはかなり違う風景は,どこか外国に来た気分にさせてくれる.このまま学会でなく観光に行ければと思われた方は私だけではなかったであろう(不謹慎とお叱りを受けるかもしれないが).
本学会は年々参加者数,演題数が増え,内容も盛り沢山のものとなってきたが,今回はこれまで以上に内容が多岐にわたり,さらに充実したものとなっていた.一般演題253,症例報告142,学術展示136の計531題で,招請講演者は46名,うち19名は国外からであった.参加登録者数は2,200余名とお聞きしたが,全参加者数は2,500名を超えていたものと思われる.これも日本皮膚科学会会員の生涯教育の場となるようにとのテーマを掲げられ,学会員の意に叶った会頭の企画・運営によるものであり,事務局長熊切正信助教授,実行委員長小林仁講師,そして関係諸先生方の熱意によるものであろう.
本学会は年々参加者数,演題数が増え,内容も盛り沢山のものとなってきたが,今回はこれまで以上に内容が多岐にわたり,さらに充実したものとなっていた.一般演題253,症例報告142,学術展示136の計531題で,招請講演者は46名,うち19名は国外からであった.参加登録者数は2,200余名とお聞きしたが,全参加者数は2,500名を超えていたものと思われる.これも日本皮膚科学会会員の生涯教育の場となるようにとのテーマを掲げられ,学会員の意に叶った会頭の企画・運営によるものであり,事務局長熊切正信助教授,実行委員長小林仁講師,そして関係諸先生方の熱意によるものであろう.
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