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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科50巻11号

1996年10月発行

文献概要

臨床統計

HIV感染者23名における皮膚病変について

著者: 西山貴郁1 石井則久1 杉田泰之1 中嶋弘1

所属機関: 1横浜市立大学医学部皮膚科学教室

ページ範囲:P.871 - P.874

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 横浜市立大学医学部附属病院開院以来4年5ヵ月間に皮膚科を受診したHIV感染患者は計23人で,男性が20人,女性が3人であった.年齢分布では若年者に多くみられた.約3分の2の症例は性行為による感染症と考えられ,特に1994年以降では性行為による感染が増加する傾向がみられた.皮膚症状としては乾燥性皮膚,口腔カンジダ症,脂漏性皮膚炎などが高率に認められた.性行為による感染者では血液製剤による感染者に比べて梅毒抗体価陽性,梅毒疹,陰部ヘルペスなどが著明に高率であった.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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