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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科50巻12号

1996年11月発行

文献概要

症例報告

再発性多発性軟骨炎の1例

著者: 奥本勇二13 中村浩二1 高橋淳2

所属機関: 1マツダ病院皮膚科 2マツダ病院内科 3因島市医師会病院皮膚科

ページ範囲:P.1009 - P.1011

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 80歳,男性.10年前より慢性閉塞性肺疾患あり.2年前に眼球突出を指摘された.1ヵ月前より左耳介の圧痛を伴う発赤,腫脹が続いており,肺炎として入院中の内科より当科紹介.皮膚生検により再発性多発性軟骨炎と診断した.抗生剤を種々変更するもCRPが低下しないことより,再発性多発性軟骨炎によるCRPの上昇と考えた.プレドニゾロン20mg内服によりCRPが低下し,肺機能検査で閉塞性障害が改善し,胸部X線所見も改善した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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