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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科50巻12号

1996年11月発行

症例報告

多発性ボーエン病に生じたボーエン癌の1例

著者: 森弘樹1 梅田整1 片山一朗2 西岡清2

所属機関: 1東京医科歯科大学皮膚科形成外科診療班 2東京医科歯科大学皮膚科学教室

ページ範囲:P.1030 - P.1032

文献概要

 79歳,男性.職業,鳶職.戦時中,台湾の高雄に半年ほど居住歴あり.5年前より手,足,顔面にボーエン病が多発.下腿のボーエン病よりボーエン癌への進展が見られた.放射線照射療法など種々の治療を行うも多臓器転移にて死亡.梅毒反応は陽性.剖検にて右鎖骨上窩リンパ節,両側肺,第1・第2腰椎に転移巣を認めた.腫瘍細胞巣は抗パピローマウイルス抗体にて陰性.腫瘍組織の砒素定量は検出感度以下であった.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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