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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科50巻13号

1996年12月発行

文献概要

症例報告

インターフェロン—αの筋注部位に生じた皮膚潰瘍の1例

著者: 安西三郎12 駒田信二1

所属機関: 1国立別府病院皮膚科 2大分医科大学皮膚科学教室

ページ範囲:P.1101 - P.1103

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 C型肝炎の加療中インターフェロン—α(以下IFN—α)の筋注部位に一致して発症した皮膚潰瘍の1例を報告した.症例は51歳男性.基礎疾患に糖尿病.6ヵ月前より慢性C型肝炎の治療のためIFN—αの臀部への筋注を開始した.初診の2週間前より注射部位に一致して皮下の硬結,壊死が出現した.デブリードマンおよび分層植皮術を施行し約2ヵ月の経過で治癒した.潰瘍形成へのIFN—αの関与について考察を行った.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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