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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科50巻13号

1996年12月発行

文献概要

治療

炭酸ガスレーザーによる眼瞼黄色腫の治療

著者: 橋本透1 上出良一1 新村眞人1

所属機関: 1東京慈恵会医科大学皮膚科学教室

ページ範囲:P.1127 - P.1129

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 眼瞼黄色腫12例を炭酸ガスレーザーを用いて治療した.うち7例は,金病変部の照射を終了し3〜14ヵ月月経過している.残りの5例については病変の半分以上は既に照射を終え,現在,残存病変も治療中であるが,2〜12ヵ月月経過を観察している.従来の治療法である内服療法,液体窒素冷凍凝固術に比し,治療期間が短く,腫瘍切除術に比し,簡便で術後の腫脹も少なく,病変部の大きさや形に制限されないことが特長である.全例,照射部位での再発はない.炭酸ガスレーザーは眼瞼黄色腫に対して,第1選択の治療であると考えられた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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