文献詳細
治療
文献概要
眼瞼黄色腫12例を炭酸ガスレーザーを用いて治療した.うち7例は,金病変部の照射を終了し3〜14ヵ月月経過している.残りの5例については病変の半分以上は既に照射を終え,現在,残存病変も治療中であるが,2〜12ヵ月月経過を観察している.従来の治療法である内服療法,液体窒素冷凍凝固術に比し,治療期間が短く,腫瘍切除術に比し,簡便で術後の腫脹も少なく,病変部の大きさや形に制限されないことが特長である.全例,照射部位での再発はない.炭酸ガスレーザーは眼瞼黄色腫に対して,第1選択の治療であると考えられた.
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