icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科50巻3号

1996年03月発行

文献概要

症例報告

ミノサイクリン内服とビタミンD3外用が有効であった鱗状毛包性角化症の1例

著者: 長田和子1 清島真理子1 秋山朋子1 中谷明美1 和泉秀彦2 北島康雄1

所属機関: 1岐阜大学医学部皮膚科学教室 2いずみ皮膚科

ページ範囲:P.275 - P.277

文献購入ページに移動
 8歳,女児.自覚症状のない硬貨大から爪甲大の円形鱗状の角化性皮疹が体幹に始まり多発し,大腿部にまで拡大した.組織像では毛包の拡大と毛包中心の過角化とその周囲表皮の葉状角層剥離を認め,鱗状毛包性角化症と診断した.毛包内ブドウ球菌は確認されなかったものの,ミノサイクリン内服とビタミンD3軟膏外用によって皮疹は軽快した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?