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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科50巻3号

1996年03月発行

文献概要

治療

レックリングハウゼン病に見られた巨大神経線維腫の切除術におけるargon beam coagulator使用例

著者: 和泉智子1 野田徳朗1 舟橋美雪1 井上稲子1 神谷秀喜1 北島康雄1 浦田裕次2

所属機関: 1岐阜大学医学部皮膚科学教室 2平野総合病院皮膚科

ページ範囲:P.279 - P.281

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 巨大な神経線維腫の切除術には,相当量の出血が予想される.この手術時の出血対策としてargon beam coagulator(以下ABCと略す)を16歳と13歳のレックリングハウゼン病の女性患者の巨大な神経線維腫の手術例に用いたところ,出血量は300ml前後に抑えられ術後の経過も順調であった.ABCは血管の豊富な巨大な神経線維腫の切除には有用であると考えられた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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