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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科50巻6号

1996年05月発行

文献概要

原著

急性感染性蕁麻疹13例の検討

著者: 角田孝彦1 出口雅敏1 青木恵理1

所属機関: 1山形市立病院済生館皮膚科

ページ範囲:P.397 - P.401

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 急性感染性蕁麻疹と思われる13例(入院8例,外来5例)を報告した.年齢は25〜67歳,男5例,女8例であった.発熱は37℃以上11例,感染症は咽頭・扁桃炎6例,胃腸炎2例,尿道炎1例などであった.経過中ステロイドの内服や注射に抵抗,悪化したものは9例みられた.1万以上の白血球増多8例,好中球増多70%以上11例,CRP0.5以上10例,ASOは6例中2例で上昇がみられた.治療は通常の治療に加え抗生剤もしくは抗生剤とステロイドの併用が有効であった.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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