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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科50巻6号

1996年05月発行

文献概要

症例報告

C型肝炎ウイルス抗体陽性,肝細胞癌を合併した晩発性皮膚ポルフイリン症—肝動脈塞栓療法が奏効した1例

著者: 早川千絵1 西内徹1 斉藤次郎1

所属機関: 1総合病院国保旭中央病院皮膚科

ページ範囲:P.415 - P.418

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 55歳男性で,C型肝炎ウイルス(HCV)抗体陽性,肝硬変,肝細胞癌を合併した晩発性皮膚ポルフィリン症(porphyria cutanea tarda)の1例を経験した.合併した肝細胞癌に対し,肝動脈塞栓療法(transhepaticartery embolization)を施行したところα-フェトプロテインの低下とポルフィリン代謝の改善とともに,皮疹の著明な改善を認めた.以上より肝細胞癌がuroporphyrino-gen decarboxylase活性に何らかの影響を及ぼしていると示唆された.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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