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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科50巻7号

1996年06月発行

症例報告

多発性骨髄腫を伴ったSweet病の1例

著者: 布袋祐子1 木花いづみ1 寺木祐一2 栗原誠一3

所属機関: 1平塚市民病院皮膚科 2杏林大学医学部皮膚科学教室 3湘南皮膚科

ページ範囲:P.514 - P.516

文献概要

 47歳,女性.4年前よりSweet病と診断され,近医にてヨードカリにより治療を受けていたが,難治性となり精査目的で当科に入院した.顔面,頸部主体に浮腫,水疱を伴う浸潤性の有痛性紅斑を認めた.左上肢に針反応陽性.生検組織像は表皮および真皮における高度な浮腫と,好中球主体の炎症性細胞浸潤.精査にて多発性骨髄腫の合併が判明.MP療法を開始したところ皮疹のほうは急速に軽快するも,多発性骨髄腫の増悪とともに皮疹の再発を認めた.多発性骨髄腫を伴ったSweet病の1例を報告するとともに過去の報告例をまとめ,若干の考察を加えた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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