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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科50巻7号

1996年06月発行

文献概要

症例報告

植皮部に生じたtraumatic neuromaの1例

著者: 佐々木和江1 中嶋邦之1 中川俊文1 高岩堯1

所属機関: 1香川医科大学皮膚科学教室

ページ範囲:P.542 - P.543

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 69歳,男性.左下腿の有棘細胞癌に対して,筋膜上での全摘,植皮術を行い,術後3ヵ月で植皮部の一部に浸潤を認めた.有棘細胞癌の局所再発を疑って摘出術を行った.組織像は,真皮内神経線維に連続して,棍棒状の腫瘤を形成し,肥大,変性した大小の神経線維束より成る.外傷あるいは手術による四肢の切断後に神経腫を形成することはしばしば経験することであるが,植皮部に生じることは比較的まれと思われるので報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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